ハイハイの時期が長いのは良いこと
こんにちは!
1歳前後の子どもが、立って歩くことがなく、ハイハイのままで動き回っているのが心配という親御さんの話を聞きました。結論から言うと、そこまで心配することはありません。むしろ、いいんじゃないですか?と思っているくらいです。(さすがに2歳越えるくらいまで長すぎるのは気になってきますが…)実例も踏まえて、書いていこうと思います。
ハイハイを続けることのメリット
基本的にメリットが多いと思っています。
- 四肢が強くなる
- 首の筋力がつく
- 立ってからの踏ん張りなどが強力になる
- 手を動かすので脳もそれに合わせて活動する
ハイハイは実際にされるとわかると思いますが、とても大変な全身運動です。5分全力でするだけでも汗が吹き出てきます。小さい子はそんな筋トレを繰り返しているのですから、それはそれはからだが強くなっていきます。実際に1歳10ヶ月までハイハイで生活していた子は上から押さえてもなかなかつぶれなかったし、傾斜の厳しい坂(滑り台の坂くらい)をいとも容易く登っていました。更には立って歩いてからは、その坂を手を使わずに立ちながら歩いていました。また、抱き上げた感覚は、石のようなずっしりとした重さでした。筋肉の重さだったのかなと思います。
早くなる歩行
最近は物が溢れていて、子どもたちつかまり立ちしやすい環境になっているようです。机や椅子、ソファー、小さい棚、ベッド等たくさんのつかまる場所があったり、ハイハイのスペースが狭かったり…。他にも魅力的な小物、ペンやらリモコンやらスマホやらを机の上にのせていて、欲しくなってつかまり立ちをする…。また、高いところから周りをみると今まで見えなかったものが見えてくるので、何度も何度も興味をもって立とうとしますしね。
実際に強かった
ハイハイを長期間やっていた子の違いを自分の経験の中で羅列していきたいと思います。
- 体がずっしりしていた
- 四つん這いやハイハイで上から押さえても潰れなかった。むしろ力強さを感じた
- どんな坂も障害物もすいすい登って越えていった
- 地面をしっかりと押せるので前転(でんぐり返し)が上手にできていた
個人差もあるでしょうが、上記の事を特に感じました。やはり、運動する上ではある程度の筋力が必要となってきますのでハイハイはなかなか効率がよい全身運動ではないかと思います。
勉強にしても何をするにしても基礎が大事と言いますよね。運動するのにも大事な全身運動を毎日繰り返すメリットはたくさんあるのです。どんどん基礎力をつけていってほしいです。また立ち上がった子も、ハイハイをたくさんしていってはいかがでしょうか?