男性保育士としての実体験(個人差あり)その4
こんにちは!
男性保育士としての実体験、第4弾でございます。
では、おさらいです。
自分のスペック
- 男
- 高身長
- 体操を教えることができる
- 紙芝居やパネルシアターなどが得意
- テンションを子どもに合わせることができる
- 劇は大好物
- おもちゃで子どもと一緒に遊べ、その気になれば半日使える
- ボケれるし、ツッコめる
- 基本、人当たりがいいらしい
- 大まかに子どもの性格がわかる
- 人見知り
- ピアノが苦手
- 団体を相手に、前に立って率いていくのが苦手
- 得意な人と不得意な人との差が激しい
- 行動が遅い
紙芝居やパネルシアターなどが得意
子どもたちの前に立ち、演目をこなすことが好きだったんです。ただ、元から好きだったのではなく、大学時代に所属したクラブで人形劇やパネルシアターなどをしていたという経験があったからです。そこでハマったという訳で、はい。
人前に立つことが元来苦手でした。なぜ好きになったかというと、子どもはダイレクトに反応を返してくれるんです。面白くて笑ったり、怖がって泣いたり、ツッコミをいれてきたり、驚いたり…。更にはがんばれー!がんばれー!と物語のキャラクターたちに応援してくれるし、コール&レスポンスも素直にしてくれます。それが心地よかった。
そして、心地が良くなると饒舌となり、更に会場が盛り上がる。するとまた心地よくなる…のスパイラルに入っていきます。
キャラ設定が大事
パネルシアターやエプロンシアター、紙芝居に出てくる登場人物はみな個性をつけてあげます。例ですが、主人公は大体、正義感溢れるしゃべり方。怖がりなキャラは声を震わせる。悪役はねちっこいしゃべり方や野太い声を出す。それだけで個性は出てきます。
一度は必ず本編を読むことが大事です!
あとはタブーかもしれませんが…、
場面に臨場感を出すために、地鳴りがしそうな場面では紙芝居をガタガタと動かしたり、風が吹いている場面では紙芝居を少しスライドしてみたりしました。
パネルシアターではキャラクターが転がるときにはたて回転にゴロゴロ回したり、ジャンプの場面では2mほど高くジャンプさせたりしました。他にも
演者も物語に入れてしまうという力技
例えば、演者の頭を山に見立てて、おじいさんのパネルを登らせてみたり、北風と同じように真横から風を一緒にフーフー言ってキャラクターを飛ばしたりする。
なぜそんなことをするのか?
楽しいから
演者が楽しんで笑顔で演じていると、子どもたちも楽しんでくれます。一緒に楽しい時間を共有したいから色んな技を思いついて、実践していきます。
何回も演じていくと…
同じ物語にしても初めての物語にしても、アドリブを効かせることができるようになります。数分みただけで、話の根幹をつかむことができ、台本をみなくても演じることができます。さらに自分オリジナルということになるので、ボケがとても多い主人公になってしまったり、悪役と漫才をしてしまうなんてこともあります。またアドリブに強くなると、本来いるはずだったキャラクターが何かの手違いでいなくなってしまったときでも「あれ?今日はお休みみたいだなー?(笑)」といって無視したストーリーを組んじゃうこともできます。
注意点として…
上記のように楽しみすぎると、演目時間が素晴らしいことになります。例えば10分の演目が20分になったりします。後に予定があればえらいことです(--;)全て押していきます。
他にも、
- アドリブが効きすぎて、本来の物語を忘れてしまい、着地点がわからなくなり困る。
- スベりちらしてるのに、演者だけが楽しんで、イタい目に遭っている。
といったことも起こり得ます。何事も腹八分目ですよ…。
パネルシアターや紙芝居をすることが得意だと、非常に有意義な時間を作り出すことができ、子どもたちからも人気が出ます。得意になっておくにこしたことはないかと思いますよ。また、パネルシアターは物語を製作したり、話を拝借すれば、自分の手でオリジナルを作ることもできるようになっていくので、保育の幅がかなり広がりますよ。