男性保育士としての実体験(個人差あり)その3
こんにちは!
男性保育士として活動してきた所感を綴る、第3弾です!
では、スペックおさらいです。
自分のスペック
- 男
- 高身長
- 体操を教えることができる
- 紙芝居やパネルシアターなどが得意
- テンションを子どもに合わせることができる
- 劇は大好物
- おもちゃで子どもと一緒に遊べ、その気になれば半日使える
- ボケれるし、ツッコめる
- 基本、人当たりがいいらしい
- 大まかに子どもの性格がわかる
- 人見知り
- ピアノが苦手
- 団体を相手に、前に立って率いていくのが苦手
- 得意な人と不得意な人との差が激しい
- 行動が遅い
体操を教えられる
自分の特殊スキルの1つですね。これはほぼメリットしかなかったとしかいえるものでしょう。子どもの体力はつくし、からだの動かし方はうまくなるし、自分だけのスキルなので唯一無二の存在となれる。子どもたちからも楽しいことしてくれる先生という目で見られ、人気者になれる。保護者からは保育の専門家として、また体操の専門家として頼りにされる。よく質問された内容は
・家ででんぐりまわりをしたいのですが、どう教えたらいいですか?
・鉄棒ってどう使わせたらいいですか?
・走り方見てもらってもいいですか?
などの質問をうけました。
感謝されることもよくあり、
・ケンケンってこちらでされてます?家でやっていたのを見て、驚きました!
・今までより活発に動くようになりました!
・体力がついてきて、以前より健康になりました!
・ブランコができるようになりました!
などといった喜びの声もいただきました。まぁ、中には自然とできるようになることや、体操のお陰か?みたいなことも感謝されたりもありましたが、素直に感謝を受けとりました(笑)
そして何より、自分が見本や子どもの補助をしたりするのでたくさん動きます。動きます。動きます。子どもたちと一緒にテンションをあげていくので、特に気分の発散が凄まじく良く、多少の疲れやストレスがぶっ飛んでいきます!また、体を動かして健康体になるわ、補助をたくさんするので上腕二頭筋が異常発達します(笑)子どもがしっかりと鉄棒を握ることができたなら補助でぐるんぐるん大車輪をさせてました。子どもによって喜ぶ子、泣く子など様々でしたが、保護者からのウケはものすごく良かったです。
1歳から3歳までの子どもなら、とても簡単な見本で人気者になれます。
・でんぐりまわり→スゲー!
・鉄棒の前まわり降り→スゲー!
・トランポリンでジャンプ→スゲー!
・壁倒立→スゲー!
・走ってジャンプ→スゲー!
・懸垂→スゲー!
・ウサギさんジャンプ→スゲー!
と単純なものが羨望の眼差しに変わり
・転回→ポカーン
・ロンダートバク転→ポカーン
・前方宙返り→ポカーン
と、難しい技ほど
( ゚д゚)ポカーン
注意が必要です(笑)
注意というかなんというかですが、体操の先生という認識が定着すると、
「センセー」
「○○センセー」
ではなく、
「タイソー」
と呼ばれます。
名前を覚えられないだけでなく、先生という敬称まで省かれ、呼び捨てされます(笑)かわいいから許すけどね(笑)
また、経験を重ねると少し子どもを補助をしただけで
この子…、できるぞ…!
とその子の身体能力がある程度感じとることができます。その子が怖いもの知らずでどんどんやれやれーの精神の持ち主なら『ガンガンやろうぜ!』って感じで教えていくことができるのですが、『いのちだいじに』、『いのちだいじに』の精神の持ち主ならガンガン教えていくことができないので、ジレンマを感じることになります。体操を教えれられるということは、保育士だけでなく指導者として関わっていくことにもなってしまうのかとやきもきします。
(やればもっとできるのに…)
(大きくなって成長したらできるようになるのだろうが、今すぐできるようになるだろうに…)
いつもこんな気持ちを持ち続けていました。
一芸はその人を助けることができます。あって損することはないでしょう。ただ、教えるということは指導者としての顔も持ち合わせるということも覚えておく必要はあるでしょうね。ではまた次で。