くまっくす’s diary

まったりと自分のスキルをお伝えするブログ

男性保育士としての実体験(個人差あり)その1

こんにちは!

 

一時預かりの男性保育士として6年以上働いて来た経験をつらつらと書いていこうと思います。もちろん、人それぞれ歩いてきた環境や歴史、土地柄、キャラクター等ありますので、温かく見てやってください…。そして、こんな男性保育士もいたんだと現在働いている保育士さんやこれから保育士になろうとしている方のエールになればと思っています。

 

 

働いていた環境

  • 2時間~2時間半の預かり保育
  • おもちゃ遊び、製作活動(お絵描きやおもちゃ作りなど)、体操
  • 子どもと親は分離する(お母さんいってらっしゃーい)
  • 対象は1歳から3歳まで

 

上記の環境で働いていました。

 

自分のスペック

  • 高身長
  • 体操を教えることができる
  • 紙芝居やパネルシアターなどが得意
  • テンションを子どもに合わせることができる
  • 劇は大好物
  • おもちゃで子どもと一緒に遊べ、その気になれば半日使える
  • ボケれるし、ツッコめる
  • 基本、人当たりがいいらしい
  • 大まかに子どもの性格がわかる
  • 人見知り
  • ピアノが苦手
  • 団体を相手に、前に立って率いていくのが苦手
  • 得意な人と不得意な人との差が激しい
  • 行動が遅い

 

等々です。上記スペックから、良かったことや困ったことを書いていきます。

 

 

男性であるということ

まずは性別。これは良いことも困ったこともたくさんありました。

一番困ったことは…、

 

女の子の扱いです。

 

よくニュースで男性保育士が体を触っただの、変なことしただのが取り上げられることがありました。その度にワタシは

 

バッキャロー!!!!!!!

 

と叫んでいました。

その影響もあって、肩身が狭い思いを感じることもありました。実際、着替えやトイレなどは女性保育士でお願いしますと言われたことが多々ありました。やましいことをしたり考えたことなんて一切なかったのに、通常業務に支障が出るようにもなりました。。。(トイレなどは緊急時以外、男の子ばっかり連れていってました。)他にも、いきなり授乳を始めるお母さんがいたりして、向こうは気を使ってないのだが、こっちがすごく気を使ったりだとか…(わたしゃどうしたらいいの?みたいな)正直苦労しましたよ…。

 

男性で良かったことももちろんあります。

体を使って遊んだり、パワーを使うことに関しては子どもも大喜びでした。特に男の子は戦隊やライダーごっこが本気でできる。それができることを知ってか、子どもたちも体当たりしてきます。

他にも人気をとりやすいのも事実で、男性保育士は数が少ないので稀少性が出ます。イケメンやったらスゴく人気でるでしょうね、子どもにしても、保護者にしても。特に保護者の中には若い男性と話ができる~、と思ってらっしゃる方もおられるそうです。が、それは個人個人違うもの。自分の顔面スペックは言えません(笑)

 

やはり女性の現場である

 女性の保育士さんが圧倒的に多いので、人間関係が複雑です。周りの保育士さん同士が口喧嘩ぽくなったら「まぁまぁ」となだめたり、両方の言い分を後で聞いたりだとか(そんなんどうでもいいやん!と思うこともあったり)、時には孤立したりだとかあります。ただ、うまく立ち回ればチヤホヤされることもあったり、ベテランの方から「それは任せときー」と手伝っていただけたりといいこともありますよ。

 

父性という長所

父性と呼ばれるものが、男性にはあります。どっしりと構えた、頼りがいのある父親らしさといったもの。他にも社会性や、生きていくためのルールなどは男性の方が教えやすいそうです。女性は相手の感情などをキャッチしやすく、直感的に相手を読み取る能力が優れていて、母親らしい優しさという母性があります。やはり男女で得意分野が違うので、男性も女性も保育士がいた方が子どもにとっても学ぶことが多いのではないでしょうか?

 

とりあえず、男性保育士がいるということは様々な場面で女性ができなかったことができるようになることも多いです。

そして、真面目に頑張っている男性保育士が職分を全うできるよう日本の社会で理解が進んでくれることを祈っていますし、変な事件を起こす男性保育士が出てこないことを切に願っています。