くまっくす’s diary

まったりと自分のスキルをお伝えするブログ

2才との付き合い方。押してダメなら引いてみろ!

こんにちは!

 

タイトルの言葉、結構好きです。なにか、自分が物事を考えて詰まった時によく思い、それで解決したときの爽快感は半端ないですからね。私の今の主戦場は2才3才。一筋縄ではいかない人たちが相手な訳なんです。この人たちもタイトルのとおりに関わってみるとコミュニケーションがグッととれるようになりますよ。

 f:id:fujikks:20170711010711p:plain

 

 

天使…?

2才3才は笑顔がかわいくて、会話もある程度できるようになり、チョコチョコっと動き回る愛らしさを持っています。「あそこにゴリラがいるぞ~!」と何にもないところを指さして探しに行かせると「ここでごはんたべてるね~」と返してくれます。アニメや映像、想像と現実を切り離さないで生きている生き物なんだなぁと、しみじみ思います。ピアジェさんがいっていたアニミズムをより思います。モノにはすべて命が宿っていると思っているんですよね。かわいいですね。

 

悪魔…?

自我が出始め、自分の主張をとことん出してくる、所謂「イヤイヤ期」真っ盛りです。大学の頃の先輩が言ってました。

『天使の顔をした悪魔』

と…。凄く納得できる揶揄です(笑)

 それは、大人の視点で見た話なんですよね。子どもがイヤイヤしている時、大人は

  • なぜ今ごねてんの?
  • なんでこんなことするの?
  • そんなことをしてなんになるの?
  • いうこと聞きなさいよ

ほかにもたくさんありますが、

子どもからの感情を代弁してみると。

  • なんでこれをさせてくれないの?
  • なぜ僕の言うこと聞いてくれないの?
  • 僕にとっては知りたいことなんだ
  • 自分の力でやりたい、やりたかった
  • こっちをむいてよ

などがあります。双方の意見をみるとかち合ってしまうのが見えてきますよね。特にこのころの子どもは初めてといっていいくらい自分を出してきたのです。そのエネルギーはとても大きいです。

 

押しとおること

大人の力を使って押しとおることもできます。要するに怒ること。すぐにできて効き目も抜群。ですが、衝突が起こることもしばしば。さらに子どもがイヤイヤを爆発させること、よくありますよね。そして起こります、ケンカが(笑)力押しは子どもが言うことを聞いても一時的にしか効果はありません。また同じことをして試し行動(へへーん、また困るようなことしてやったぞー。こっちをみてくれるかな?)を起こしてくることも。

 

引いてみる?

考えを転換してみようということです。船で例えると外からでは重すぎて押しても方向転換できないならば、中から舵を取って方向転換させてしまおうということです。子どもが今したいことに寄り添うということ。子どもの欲求を満たすということが必要になっていきます。例えば子どもが気になるものを見つけて動かなくイヤイヤ言っている時

  • この○○が見たかったんだね?じゃあこっちにいったら××があるけどそっち見に行く?

と子どものしたいことを汲んで、向こうにはもっといいものが見れるよと提案します。気に入ってくれたら、スッとその場のイヤイヤがなくなります。

他に例えば靴を履く場合

 自分で履く!と言ってきかない場合があります。ならできるのを待ってあげたらいいと思います。できない場合は少しだけ手伝うねと言って、くつを固定してあげる、こっそり体を支えてあげるなどしてあげるとよいです。すべて手伝いすぎると子どものやる気をそいでしまい、すべて甘えてしまう子どもになったり、自分でするつもりだったのに!と反抗することになります。余計に手間がかかってしまいますよね…。

 

気を付けるべきこと

ただひとつ、注意することがあります。

すべてのいうことは聞かない。ダメなことはダメ!

を伝えることが必要です。理由は2つあります。

  1. 社会的に間違えていること
  2. すべて聞くと、親と子の立場が逆転する。

1は言わずもがな、ダメです。周りの人や子どもを困らせてはいけません。

2は子どもの増長を招くことになり、さらに言うことを聞かなくなったり、甘えをずっと要求してくることになります。自立心が育たなくなり、何もできない甘えてばかりの子どもになってしまう可能性があります。メリハリをキッチリしておくことが肝要です。

 

まとめ

  1. 空想の世界をうまく使って、コミュニケーションをたくさんとる
  2. イヤイヤ期は初めて自我を出した時期。うまく子どもの意図をくみ取る。
  3. 大人の力を使って押しとおることは可能。が、効果は一時的なので怒られたことを繰り返してくることも
  4. 子どもの気持ちをくみ取りつつ、違うことを提案。じっくりと子どものしたいことに向き合う。
  5. 子どもの言うことをただハイハイ聞き続けることは要注意。子どもが増長して、いうことを聞かなくなったり、余計に甘えて何もできなくなる。

 

2才3才の関わり合いは今後の成長に大きく影響するといわれています。昔の人が「三つ子の魂百まで」と言いました。どうせなら、怒ってばかりでなく楽しく付き合っていきたいですよね。大人も子どももなかなかストレスを抱えがちな時期にはなりますが、ここを超えれば少し和やかな時期に差し掛かるので、しばらくの辛抱です(笑)一度深呼吸して向き合っていってくださいね。

 

では、今回はこれくらいで~!